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「私の体を返して」 ――冬のロシアの原野に置き去りにされた身元不明の死体。
調査のため村を訪れた役人に深夜、謎の声が語りかける。
「ロシアのファウスト」と異名をとる幻想小説の巨匠ウラジーミル・オドエフスキー
「誰のものかわからない死体の物語」(本邦初訳)
愚者の町(グルポフ)に派遣された新市長はぶっきらぼう。
皆が寝静まった深夜遅くまで執務室には明かりが灯り、毒づく声が響き渡る。
眠らない市長は人狼か吸血鬼か――そんな市長には重大な秘密があった。
シチェドリン「自動愚者機構」(68年ぶりの新訳)
風刺とユーモアにみちた「体」にまつわるロシアの幻想小説二篇を収録。
シチェドリンの作品、原題「オルガンチク」は連作集『ある市の歴史』の一篇ながら個別にアニメ映画にもなった人気作。