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鉄のくちばしの不思議な鳥サフカ・ジュラヴカが物語を語り出せば三つ首竜ゴルィヌィチに巨人ポルカン、鉄の歯を持つ海の怪獣チュダ・ユダ、レーシィ、ヴォヂャノイが暴れ回る。スラヴの幻視に彩られた、財宝を追い求めるトレジャーハンターと悪魔の知恵くらべ。
その対決は生まれる前から定められていた――運命の対局の結末やいかに!
民間伝承に題材をとったウクライナ19世紀古典小説を「悪魔の宝」という題材で収録したアンソロジー短編集。
イースターの準備でてんてこ舞いのウクライナの大家族。イースターエッグを塗り、イースターの特別なパン、パスカを焼く。ウクライナの農村の詳細な生活描写が必見の表題作「これがおまえの宝物」ではさらにオスノヴャネンコ流の『神曲』、ユーモアと風刺に彩られたウクライナおよびロシアの地獄めぐりも楽しめる。
収録作は全七本。
オレスト・ソモフ 「寡婦の息子ニキータの話」
クヴィトカ・オスノヴャネンコ 「これがおまえの宝物」(本邦初訳)
イヴァン・ボロズナ 「黄金の山」(本邦初訳)
ニコライ・ゴーゴリ 「呪いのかかった土地」
ミコラ・コストマロフ 「子供の墓丘」(本邦初訳)
ホマ・クプリエンコ 「得たもののツケは巡ってくる」(本邦初訳)
ユーリー・フェドコヴィチ 「悪魔の樽」(本邦初訳)
「キーウの魔女」にも少しだけ登場したウクライナ各地に存在する古墳群、クルガンの神秘と財宝が本著ではついに目の前に。
5月5日発売